E3 2012で試遊することができたACT『スリーピングドックス 香港秘密警察』. スクウェア・エニックスのブースで行われた開発者によるデモプレイのまとめと、その後のインタビューをお届けする. なお、本作の概要やプレイレポートは、 こちらの記事 を参照してほしい. 『スリーピングドックス 香港秘密警察』デモプレイ Dan氏 開発者によるデモプレイで用いられたのは、ゲーム中盤のステージであるライバル勢力との戦闘シーン. 開発会社・UNAITED FRONT GAMESに所属するプロデューサーのDan Sochan氏が、実際にプレイしつつ解説をしてくれた. Dan氏によると、本作を制作するにあたって舞台の資料を集めるため、実際に香港に行って何千枚もの写真を撮影したとこと. また、香港の文化をしっかりゲーム中に反映させることを心がけ、ボイス収録を香港で行ったことも語ってくれた. 豊富に用意されたアクションシステム ゲーム中にはスローモーションになるシーンが多々存在する. これについてDan氏は、映画のような表現を意識したと説明. そうした理由は、映画監督のジョン・ウー氏の作品に大きな影響を受けたからだそうだ. なお、実際にスローモーションとなるのは、障害物を乗り越えながら攻撃する時など、さまざまな場面が該当し、その間に敵を倒すとスローモーションの時間が長くなるらしい. その後、Dan氏はカバーアクションを始めとするアクション要素について語ってくれた. カバーアクションは、お店のカウンターや車など、多種多様な場所で行うことができる. カバーアクション中は比較的安全だが、煙が上がっている車などは爆発することがあるので、注意が必要とのこと. また”アーケード・ドライビング”では、車両などに乗った際、最初は必ず銃の撃ち合いから始まるが、すぐにカーチェイスに変わることもあるそうだ. これについて開発陣は”レイルシューター”と呼んでいるらしい. ちなみに、レイルシューター中はタイヤを狙ったり、運転手を倒して相手の車を操作不能にしたりすることができる. 逃げる標的を追いかける”フリーランニング”に関しては、タイミングよく×ボタン(PS3版の場合)を押すとことで、柵などをカッコよく飛び越えられる. スパイク サッカー また、着地する瞬間に×ボタンを押すと、前転して素早く走り出せる他、高所から飛び降りる際にダメージを受けなくなるそうだ. RPGのような成長要素を取り入れた戦闘システム Dan氏の解説は戦闘の話題へと移り、ここでは4タイプの敵がいることが明らかになった. 敵を大別すると、これといった特技のないキャラ、素早く攻撃してくるキャラ、打撃をガードするキャラ、投げ技を使ってくるキャラに分かれるらしい. ボスキャラのなかには、これら4タイプの特徴を複数あわせ持つものや、ナイフや銃といった武器を使用するものも存在するとのこと. 主人公はマーシャルアーツを使うことでき、これを強化する際は、スキルを成長させることが必須となるようだ. 警察とトライアド、それぞれの立場に応じたスキルがあり、例えば警察のスキルの場合、何かを調べる時に必要な能力が得られたりする. なお、スキルの成長には、ゲーム中の各所で獲得できるポイントを使用する. ポイント集めはスキルの成長・習得のためだけでなく、他のプレイヤーと競い合う際にも活用される. 段差を飛び降りた時の飛距離や、警察に追いかけられた時間など、さまざまな項目でポイントが集計されており、それらはランキングとして表示されるとのこと. なお、「この点数を越えてみろ」といった定型文を、コミュニケーションの1つとして他のプレイヤーに送ることもできる. 主人公に関しては、さまざまな武器を拾ったり奪ったりできる他、衣装を変えることも可能. 武器はもちろん、衣装によって主人公の能力が変わることもあるそうだ. ツェツィがはたきで敵をお掃除! 『トトリ また、食べものや飲み物を買うことで、一定時間体力や照準精度を上げられるなどの要素もあり、この効果は重複させることもできるらしい. デモプレイと解説によって、『スリーピングドックス 香港秘密警察』の細部が明らかになってきた. 上記をはじめとするDan氏の解説によると、どうやら本作はやり込み要素も豊富とのこと. 香港を舞台にした独特の世界観、映画の手法を大いに取り入れた演出、そして数多のやりこみ要素. 今後のさらなる情報と発売が待ち遠しい. →次のページのインタビューで、さらなる詳細へ! (2ページ目へ).